釣った魚の値段はいくら?
魚種・サイズ別の相場まとめ
「今日釣れたこの魚、お店で買ったらいくらだろう?」と思ったことはありませんか。
この記事では、東京都中央卸売市場(豊洲市場など)の2025年の取引データをもとに、アジ・サバ・ブリ・サワラ・真鯛・スズキ・カマス・石鯛・ヒラメ・カサゴの10魚種について、サイズごとの1尾の値段の目安をまとめました。
値段が上がる月・下がる月もあわせて紹介するので、釣果の「金額換算」や、どの季節にどの魚をねらうかを考えるときの参考にしてください。
目次
この記事の値段の出し方
値段のもとにしたのは、東京都が公開している「市場統計情報」の水産物の取引データ(2025年1〜12月)です。品目ごとの年間の取引金額を取引量で割って、1kgあたりの値段(kg単価)を出しています。
そこに、魚種ごとのサイズ(cm)から見た重さの目安をかけて「1尾の値段」にしました。
- 値段は市場の卸売価格(仲卸やお店が仕入れる値段)です。スーパーや鮮魚店の店頭では、ここに流通・加工の費用が乗るので、もう少し高くなります。
- 重さはその魚の標準的な体形での目安です。季節(産卵前後)や個体によって、2割ほど上下します。
- 市場ではサイズ・鮮度・産地・締め方で値段が大きく変わります。表の値段は「その品目の平均」なので、ピンポイントの値段ではなく、だいたいの目安として見てください。
10魚種のkg単価一覧
まずは10魚種の1kgあたりの値段(2025年の年平均)と、値段が下がりやすい月・上がりやすい月の一覧です。
| 魚種 | kg単価(年平均) | 安い月 | 高い月 |
|---|---|---|---|
| アジ | 744円 | 10月・11月 | 1月・3月 |
| サバ | 601円 | 4月・6月 | 10月・12月 |
| ブリ | いなだ:475円 わらさ:542円 ぶり:984円 |
6月・7月 | 2月・12月 |
| サワラ | さごち:912円 さわら:1,669円 |
4月・5月 | 2月・3月 |
| 真鯛 | 1,014円 | 5月・6月 | 1月・2月 |
| スズキ | 1,203円 | 1月・12月 | 7月・8月 |
| カマス | 1,349円 | 5月・11月 | 7月・8月 |
| 石鯛 | 2,094円 | 6月・11月 | 9月・10月 |
| ヒラメ | 1,543円 | 6月・7月 | 2月・3月 |
| カサゴ | 1,443円 | 5月・6月 | 7月・8月 |
kg単価がいちばん高いのは石鯛で、サワラ・ヒラメ・カサゴ・カマスが続きます。アジ・サバ・若いブリ(イナダ)は、数が多く出回るぶん安めです。
アジ(マアジ)の値段の相場
豆アジから尺アジ・ギガアジまで、サイズの幅が広い魚です。スーパーでもおなじみの魚なので、kg単価は10魚種の中でも安めです。
| サイズ(全長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 15cm | 約40g | 30円 | 30〜40円 |
| 20cm | 約100g | 70円 | 70〜90円 |
| 25cm | 約180g | 130円 | 120〜160円 |
| 30cm | 約300g | 220円 | 200〜270円 |
| 35cm | 約450g | 330円 | 300〜400円 |
| 40cm | 約700g | 520円 | 460〜630円 |
20cm前後のアジは1尾70円ほどですが、30cmを超える尺アジになると1尾200円を超えてきます。数が釣れる魚なので、25cmクラスが20尾釣れれば2,500円分ほどになります。
値段が上がりやすいのは1月・3月、下がりやすいのは10月・11月です。
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サバ(マサバ)の値段の相場
回遊があればサビキでもルアーでも数が釣れる魚です。市場の値段は10魚種でいちばん安い部類ですが、脂がのる冬は値段が上がります。
| サイズ(尾叉長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 25cm | 約200g | 120円 | 90〜170円 |
| 30cm | 約350g | 210円 | 160〜310円 |
| 35cm | 約500g | 300円 | 230〜440円 |
| 40cm | 約750g | 450円 | 340〜650円 |
| 45cm | 約1kg | 600円 | 450〜870円 |
12月は年平均の約1.5倍まで値段が上がります。40cmを超える大きなサバは1尾450円ほどが目安で、脂がのった冬ならさらに高くなります。
値段が上がりやすいのは10月・12月、下がりやすいのは4月・6月です。
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ブリ(ツバス・ハマチ・メジロ・ブリ)の値段の相場
大きくなるにつれて呼び名が変わる出世魚です。市場でも呼び名(サイズ)ごとに値段が分かれていて、大きいほどkg単価も上がるのが特徴です。
| サイズ(尾叉長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 40cm イナダ |
約800g | 380円 | 300〜560円 |
| 50cm イナダ |
約1.5kg | 710円 | 560〜1,050円 |
| 60cm ワラサ |
約2.5kg | 1,350円 | 1,050〜2,350円 |
| 70cm ワラサ |
約4kg | 2,150円 | 1,700〜3,800円 |
| 80cm ブリ |
約6kg | 5,900円 | 2,850〜14,300円 |
| 90cm ブリ |
約8kg | 7,850円 | 3,800〜19,050円 |
| 100cm ブリ |
約10kg | 9,850円 | 4,750〜23,850円 |
関東の市場ではイナダ(関西のツバス・ハマチ)、ワラサ(メジロ)、ブリの順に単価が上がります。80cmを超えるブリは冬の値段が特に高く、12月は年平均の2倍以上になるので、寒ブリ1本で1万円を超えることも珍しくありません。
値段が上がりやすいのは2月・12月、下がりやすいのは6月・7月です。
ブリを釣るなら:ガチペン130・ブレードジグおすすめ4選
サワラ(サゴシ・サワラ)の値段の相場
若い魚はサゴシ(サゴチ)、大きくなるとサワラと呼ばれます。サワラは高級魚で、10魚種の中でもkg単価が高い魚です。
| サイズ(尾叉長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 50cm サゴシ |
約700g | 640円 | 450〜860円 |
| 60cm サゴシ |
約1.3kg | 1,200円 | 840〜1,600円 |
| 70cm サワラ |
約2kg | 3,350円 | 2,600〜4,450円 |
| 80cm サワラ |
約3kg | 5,000円 | 3,850〜6,650円 |
| 90cm サワラ |
約4.5kg | 7,500円 | 5,800〜10,000円 |
| 100cm サワラ |
約6kg | 10,000円 | 7,750〜13,350円 |
サゴシとサワラでは、kg単価が2倍近く違います。70cmを超えたサワラは1本3,000円を超えてきます。身がやわらかく傷みやすいので、釣ったらすぐに締めて冷やすのが値段どおりに美味しく食べるコツです。
値段が上がりやすいのは2月・3月、下がりやすいのは4月・5月です。
サワラを釣るなら:イーノ サワラチューン
真鯛(マダイ)の値段の相場
お祝いの魚として知られる高級魚です。市場には天然と養殖の両方が並び、2025年の年平均は天然が1,014円/kg、養殖が1,256円/kgでした。
| サイズ(全長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 30cm | 約500g | 510円 | 390〜740円 |
| 40cm | 約1.1kg | 1,100円 | 870〜1,650円 |
| 50cm | 約2kg | 2,050円 | 1,550〜2,950円 |
| 60cm | 約3.5kg | 3,550円 | 2,750〜5,200円 |
| 70cm | 約5.5kg | 5,600円 | 4,350〜8,150円 |
| 80cm | 約8kg | 8,100円 | 6,300〜11,850円 |
天然の真鯛は春の産卵期(乗っ込み)に数が多く出回るため、5〜6月は値段が下がります。60cmを超える大鯛なら1尾3,500円前後が目安です。
値段が上がりやすいのは1月・2月、下がりやすいのは5月・6月です。
スズキ(シーバス)の値段の相場
ルアー釣りの人気ターゲット、シーバスです。市場では夏が旬の魚として扱われ、7〜8月に値段が上がります。
| サイズ(全長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 40cm | 約600g | 720円 | 520〜1,000円 |
| 50cm | 約1.2kg | 1,450円 | 1,050〜2,000円 |
| 60cm | 約2kg | 2,400円 | 1,700〜3,350円 |
| 70cm | 約3.2kg | 3,850円 | 2,750〜5,300円 |
| 80cm | 約5kg | 6,000円 | 4,300〜8,300円 |
| 90cm | 約7kg | 8,400円 | 6,050〜11,650円 |
70cmクラスで1尾4,000円前後、ランカーと呼ばれる80cm超えなら6,000円ほどが目安です。ただし釣れる場所によっては臭みが出ることもあるので、外洋に近い潮通しの良い場所で釣れた個体のほうが食べるのには向いています。
値段が上がりやすいのは7月・8月、下がりやすいのは1月・12月です。
スズキを釣るなら:初心者におすすめのシーバスルアー8選
カマス(アカカマス)の値段の相場
群れに当たると数釣りができる魚です。干物でもおなじみで、kg単価は意外と高めです。
| サイズ(全長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 20cm | 約60g | 80円 | 70〜100円 |
| 25cm | 約100g | 130円 | 110〜170円 |
| 30cm | 約180g | 240円 | 200〜310円 |
| 35cm | 約280g | 380円 | 310〜480円 |
| 40cm | 約400g | 540円 | 440〜690円 |
30cmクラスで1尾250円前後。大きくても1尾の値段はそこまで上がりませんが、数が釣れるので合計するとアジより高くなることもあります。
値段が上がりやすいのは7月・8月、下がりやすいのは5月・11月です。
カマスを釣るなら:カマスハンター
石鯛(イシダイ)の値段の相場
磯の王者と呼ばれる魚です。若い魚はサンバソウとも呼ばれます。市場への入荷が少なく、10魚種の中でいちばんkg単価が高い魚でした。
| サイズ(全長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 25cm | 約400g | 840円 | 590〜1,300円 |
| 30cm | 約700g | 1,450円 | 1,050〜2,250円 |
| 40cm | 約1.5kg | 3,150円 | 2,200〜4,850円 |
| 50cm | 約3kg | 6,300円 | 4,450〜9,650円 |
| 60cm | 約5kg | 10,450円 | 7,400〜16,100円 |
秋(9〜10月)は年平均の1.5倍ほどまで値段が上がります。50cmを超える石鯛なら1尾6,000円前後が目安です。
値段が上がりやすいのは9月・10月、下がりやすいのは6月・11月です。
石鯛を釣るなら:ハイブリッド クロス
ヒラメの値段の相場
サーフや堤防のルアー釣りで人気の高級魚です。市場では「活け(生きたまま)」と「鮮魚(締めたもの)」で値段がはっきり分かれます。
| サイズ(全長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 40cm | 約700g | 1,100円 | 710〜1,500円 |
| 50cm | 約1.4kg | 2,150円 | 1,450〜3,000円 |
| 60cm | 約2.5kg | 3,850円 | 2,550〜5,350円 |
| 70cm | 約4kg | 6,150円 | 4,100〜8,550円 |
| 80cm | 約6kg | 9,250円 | 6,150〜12,800円 |
表は締めたヒラメ(鮮魚)の値段です。生きたままの活けヒラメは年平均3,067円/kgで、鮮魚の約2倍になります。座布団ヒラメと呼ばれる70cm超えなら、締めたものでも1尾6,000円ほどが目安です。
値段が上がりやすいのは2月・3月、下がりやすいのは6月・7月です。
ヒラメを釣るなら:熱砂 ウィングビーム110HS
カサゴ(ガシラ)の値段の相場
堤防の穴釣りや根魚ゲームで一年中ねらえる魚です。市場への入荷は少なめで、kg単価は1,400円前後と高級魚並みです。
| サイズ(全長) | 重さの目安 | 1尾の値段(年平均) | 安い月〜高い月 |
|---|---|---|---|
| 15cm | 約70g | 100円 | 90〜120円 |
| 20cm | 約150g | 220円 | 200〜250円 |
| 25cm | 約300g | 430円 | 390〜510円 |
| 30cm | 約500g | 720円 | 660〜840円 |
1年を通して値段の上下が小さい魚です。20cmクラスで1尾200円ほど、30cmを超える大型なら700円前後になります。
値段が上がりやすいのは7月・8月、下がりやすいのは5月・6月です。
カサゴを釣るなら:ハタ喰い・蝦
値段が高くなる魚の条件
同じ魚種でも、市場では次のような条件で値段が上がります。釣った魚を美味しく食べるためのポイントとも重なるので、覚えておくと役に立ちます。
- 大きい魚ほどkg単価も上がる:ブリはイナダ475円→ワラサ542円→ブリ984円、サワラはサゴシ912円→サワラ1,669円(いずれも年平均・1kgあたり)と、サイズが上がるほど1kgあたりの値段も上がります。
- 生きている・すぐ締めた魚は高い:ヒラメは活けが3,067円、締めたものが1,543円と約2倍の差があります。釣ったらすぐに締めて血抜きし、氷でしっかり冷やすだけで、お店の高い魚と同じ鮮度で持ち帰れます。
- 脂がのる季節・入荷が少ない季節は高い:サバやブリは冬、スズキやカマスは夏、石鯛は秋に値段が上がりました。
釣った魚を売りたいときの注意
この記事の値段は、あくまで「お店で買うとこれくらいの値段になる魚」という目安です。
釣り人が釣った魚を売ることは、都道府県の漁業調整規則や漁業権のルール、食品衛生法の営業許可などが関係し、地域や売り方によっては認められていません。
釣った魚は、自分や家族、友人と美味しく食べるのがいちばんです。
ワンポイント
釣った魚の値段を知っておくと、「今日は寒ブリ1本で1万円分」「25cmのアジ30尾で約4,000円分」のように釣果の価値が分かって、釣りがもっと楽しくなります。
値段が上がる月はその魚が美味しい時期と重なることが多いので、釣行計画を立てるときの参考にもしてみてください。
出典:東京都中央卸売市場 市場統計情報(水産物 2025年 年間明細)をもとにtsuri-boonで集計。重さの目安はtsuri-boon調べ。










